相愛中学校・高等学校 校長挨拶

校長

相愛中学・高等学校の校門には『校門一礼』の札が立っております。相愛生に仏さまへの挨拶を促す札です。登校の時、「おはようございます。今日の私を見ていてくださいね、仏さま!」下校には、「一日、自分を磨くことができました。ありがとう仏さま、さようなら」と挨拶する一礼です。強制しませんが、自然にできるように習慣になればいいな、と思っております。登校にはしやすいけれど、下校時はふり返らねばなりませんからめんどうだという人、つい忘れてしまう人がいます。でもかまいません。本当のことを言うと、私が忘れているだけで、仏さまはあなたのことを決して忘れていらっしゃらないからね・・・と生徒たちに話しています。

さて「挨」と「拶」の漢字ですが、ともに字義は『せまる』の意味を含んでいるとある書物から学びました。私の方から相手に働きかける所作の事ですね。相愛学園の校地は前述通り、津村別院の敷地にあることから、仏さまのお住まいと私たちは考えます。出入りに際しての私からの行動は礼儀でもあるのです。こうして目に見えない仏さまにご挨拶ができる中学生、高校生は、人のつながりによって成り立つ社会生活を営む上においても、人間同士の挨拶が進んでできる人になります。

加えて相愛の3年間、6年間の学園生活で、私の『いのち』が今あること、多くの人や食べものの支えにより私の『いのち』が生かされていること、私の『いのち』と同じだけ相手の『いのち』を大切に思うことができること、そんな人に成る宗教的情操教育を受けます。

相愛に学んだ生徒たちは、在学中はもとより卒業後にも『深いご縁』を身近に感じたり、『人のつながり』に温かさを覚えたりすることを報告してくれます。それは、一礼してくれる生徒たちに仏さまからご返事が届けられているからだと私たち教職員は考えます。

『ありがとう』『おかげさま』の気持ちを一人ひとりの心の中に育ててくださったのです。

人生の中でただ一度だけ通る中学時代、高校時代をこの相愛学園でお過ごしになりませんか。